ソシオエステティックの定義
社会的、人道的、福祉的観点から、精神的、肉体的、社会的な困難を抱えている人に対し、 高度な医療と福祉の知識・経験に基いて行なうエステティックです。
ソシオ・エステティシャンとは…
病院や福祉施設、刑務所で働く専門のソシオ・エステティシャンたちは、美容行為を通じて肉体的苦悩(病気・事故・老化)、精神的苦悩(精神障害、アルコールや薬物等のさまざまな依存症)、そして社会的苦悩(失業や服役)を抱えた人たちをケアし、通常は無料で提供されています。
ソシオ・エステティックは、美容面だけにとどまらず、精神的な安らぎを患者に与えることを目的とします。痛みや不快感を伴う治療とは異なり、さらに看護スタッフとは異なった角度からのアプローチをすることによって、日常の医療行為では行き届かない精神面でのケアを担当し、入院環境の改善、QOLの向上を目指す、いわばエステティックを人道的、社会福祉的な面から捉えた仕事であるといえます。
現在、ソシオ・エステティックが一番多く採り入れられているのは、高齢者介護の分野です。医師や看護師、臨床心理士とソシオ・エステティシャンが協力してアルツハイマー治療に取り組んでいる病院もあります。また現在フランスでは、ソシオ・エステティックの活動は人間の尊厳にかかわる意味のあるものとして、すでに社会の認知を受けています。